人生会議(ACP:Advance Care Planning)③

雪が降ったり、予期せず暑くなったりと天気がややこしいです。

体調管理が難しくなっています。

うがい手洗いを励行していきましょう!

 

当方の母親が死去しました。

それに伴い臨時の休診が2月は多くなりました。

ご迷惑深くお詫びいたします。

 

 

「人生会議(ACP:Advance Care Planning)」とは、

もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、

家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。

ブログでも下記の通りふれてまいりました。

  

また、別に死の受容過程を、我々医療従事者は

➀「否認」②「怒り」③「取り引き」④「抑うつ」⑤「受容」

(Eキューブラー・ロス:死ぬ瞬間—死とその過程について.中央公論新社,2001.)

の5段階と習います。

 

最後は「受容」する? できる?

 

末期の癌となった母はACPとして延命治療を希望しませんでした。

「死」を潔く受け入れて(受容して)いる印象でした。

 

いよいよ厳しくなった時、当方が何気なく

「最後は家がよい? 緩和ケア病棟がよい?」

と質問しました。

母の答えは、

「ひきつった顔」でした。

死を「受容」できていないんだ・・・。

まだまだやりたいこと・やり残したことはたくさんある・・・。

 

馬鹿な息子は今更気が付きました。

 

一般論としての原理・原則を学ぶことは重要ですが、

同時に個別性にも十分に心を配らないといけない。

 

一般論が当てはまらない場合も数多く、数多く存在する・・・。

 

鈍感な医師は今更気が付きました。

 

追伸

チューリップが力強く芽を出してきました!