人生会議(ACP:Advance Care Planning)③
2025年3月9日
雪が降ったり、予期せず暑くなったりと天気がややこしいです。
体調管理が難しくなっています。
うがい手洗いを励行していきましょう!
当方の母親が死去しました。
それに伴い臨時の休診が2月は多くなりました。
ご迷惑深くお詫びいたします。

「人生会議(ACP:Advance Care Planning)」とは、
もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、
家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。
ブログでも下記の通りふれてまいりました。
また、別に死の受容過程を、我々医療従事者は
➀「否認」②「怒り」③「取り引き」④「抑うつ」⑤「受容」
(Eキューブラー・ロス:死ぬ瞬間—死とその過程について.中央公論新社,2001.)
の5段階と習います。
最後は「受容」する? できる?
末期の癌となった母はACPとして延命治療を希望しませんでした。
「死」を潔く受け入れて(受容して)いる印象でした。
いよいよ厳しくなった時、当方が何気なく
「最後は家がよい? 緩和ケア病棟がよい?」
と質問しました。
母の答えは、
「ひきつった顔」でした。
死を「受容」できていないんだ・・・。
まだまだやりたいこと・やり残したことはたくさんある・・・。
馬鹿な息子は今更気が付きました。
一般論としての原理・原則を学ぶことは重要ですが、
同時に個別性にも十分に心を配らないといけない。
一般論が当てはまらない場合も数多く、数多く存在する・・・。
鈍感な医師は今更気が付きました。
追伸
チューリップが力強く芽を出してきました!