長引く咳
2023年4月30日
全く疲れを知らない大谷選手すごいですね。ビックリです。院長淺野です。
最近長引く咳でご相談を受ける機会が増えました。
以下エスタックホームページより要約
そもそも咳はなぜでるのでしょうか?
(異物を取り除くため)
鼻、のど、気管、気管支などの気道は呼吸に必要な空気の通り道ですが、ほこり、煙、細菌やウイルスなどの異物が入ってきたり、誤って食べ物などの異物が気管に入ってしまうことがあります。気道の粘膜を覆う粘液は、異物をからめとり線毛の働きによって痰としてのどへ送り出すことで、異物の侵入を防いでいます。
咳は、痰のからんだ湿った咳、湿性咳嗽(しっせいがいそう)になります。
(炎症や過敏性反応のため)
咳には防御反応の咳のほか、感染症に伴う炎症や過敏反応などで起こる異常な咳があります。咳は一般に痰はなく、乾いた咳、乾性咳嗽(かんせいがいそう)になります。
どのぐらい続くか
風邪による咳は、のどの痛みや鼻水・鼻づまりの症状よりも長く、2~3週間続くこともあります。風邪を引いたあとに気道の過敏反応が残ることで咳がしばらく続くことがあるからです。風邪による鼻やのどの炎症が影響し、気管や気管支に炎症を起こした気管支炎による咳もよくみられます。これら風邪による咳は、風邪が治癒して炎症がおさまると、自然に軽快していきます。一般に特殊な治療は必要としません。
ただ、感染後期になると細菌感染による副鼻腔炎や肺炎を風邪に併発したことで咳があらわれている場合もあるため、咳が長引くときや風邪が落ち着いたころに咳や発熱が悪化したときには注意が必要です。
風邪による咳は自然におさまりますが、このほかの長引く咳には、図の様な様々な病気が隠れている可能性があります。
お困りの際はクリニックにご相談ください。