動物咬傷(ペット咬傷)

前2回のブログの写真がグロテスク過ぎると娘に注意されました。臨場感をと思ったのですが・・・。ご不快の念をおかけしました。お詫びします。今回も調子に乗ってに犬の牙を考えていたのですが反省です。院長淺野です。

ペットの犬・猫にかまれましたとご相談を受けることがあります。

当院事務の一人は大の猫好きです。当方は小学校のころに顔をひっかかれて以来猫が苦手です。犬のほうが好きです。

動物の口腔内には雑菌が多く存在しています。また、牙による創は入り口が狭く奥に深いために、汚染物質が外に排出されにくく創内にとどまりやすくなります。このため動物にかまれると創が感染しやすくなります。犬咬傷は、猫と比較し10倍多いとされますが、猫咬傷による感染は犬に比べて10倍多いです。猫の方が牙が細く、傷口が小さく、深いため感染し易いとされます。猫の口の中のほうが汚いためではありません。傷口が小さいと軽んじられやすいのですが、なかなか厄介です。日本で犬に咬まれた場合、狂犬病の心配はほとんどありません。

犬・猫・(人?)にかまれたらまず落ち着いて。

日本の水道水はきれいなので、痛いですが泣こうがわめこうが水道水でしっかり洗浄して汚れをできるだけ落としてください。

その後圧迫止血して病院に行きましょう。

病院では、創部を評価して、縫合するかしないか(一般的に感染予防のため縫合しないことが多いです。)、破傷風トキソイドを投与するかしないか、抗菌薬投与を行うか(一般的に行われます)、等を判断していきます。

かわごえファミリーファームは一端お休み中です。しそのみ残っています。どんどんお取ください。

しそと大葉は同じものなんですね。知らなかったです。