アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)
2022年3月17日
スギ花粉で涙が止まらない院長淺野です。
暖かく、風の強い日が続きます。スギ花粉の飛散量が悲惨なことになっています。院内にいると良いのですが往診のために外に出ると目のかゆみが止まりません。
花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではありません。アレルギーの素因を持っている人が一般に花粉症になります。身体の中に花粉が入るとアレルギー素因を持っている人はその花粉に対する抗体を作ります。この状態を感作が成立したと言います。感作が成立してもすぐに全ての人が発症するわけではありません。人によって異なりますが数年から数十年花粉を浴びるとやがて抗体が十分な量になり、何らかの機序が加わって花粉が身体の中に入ってくることをきっかけに、くしゃみや鼻水、目のかゆみや涙目などの症状が出現するようになります。これが発症です。これが3歳など幼少のお子さんが花粉症を発症するのは比較的少ないとされる理由です。しかし近年は飛散する花粉量が増加しているために、感作までの期間、発症するまでの期間が短くなり、小さな子供でも花粉症にかかるようになってきている印象です。
花粉症の治療は抗アレルギー薬等ありますが、花粉を避ける努力をしていただくことが肝要です。特に今年は花粉の飛散量が多いためか薬で完全にコントロールするのが難しくなっており、より花粉を回避していただくことに焦点が当たっています。
・外出後の手洗い・洗顔・うがい
・空気清浄機の使用
・換気は必要最低限で。
・布団干し・洗濯後の乾燥は室内で。
等、是非心がけていきましょう。
皆さん昨日の地震は大丈夫でしたか。