近視
2022年3月24日
中学を卒業する息子の学校・習い事(特に当方が深く関わった野球)の「終わり」に喪失感を抱いて黄昏ていたら、息子のこれは「スタート」だという言葉にビックリし、その成長を嬉しく思った院長淺野です。
近年、近視は世界的に増加傾向にあり、特に日本を含むアジアの国々では小児の近視が急激に増加しています。文部科学省によると幼稚園児の27.9%、小学生の37.52%、中学生の58.9%、高校生の63.17%が近視だそうです。恐ろしいことです。
近視の原因の一つは遺伝ですが、昨今の増加には環境因子の重要性が指摘されています。環境因子としてスマートフォンやパソコン、携帯ゲーム機などの普及による近業(近くを見る作業)の増加が報告されています。一方、明るい野外での一定時間の活動は近視進行に抑制的に働くそうです。ゲームをやらないで外で遊ぶことはやはり良いことです。
予防には30-30-30が重要だそうです。30㎝以上離れて画面を見て、30分画面を見たら、20~30秒目を休めるというものです。これらにプラスして1日2時間ぐらい屋外活動をすることが肝要です。
やはり「子供は風の子、大人は火の子」ですね。