オムツかぶれのお話💭
クリニック看護師です。
命に関わる問題ではないものの、日常的な育児の中でオムツかぶれに悩まれている方も多いと思います。オムツかぶれの原因は、おしりに付着したおしっこやうんちによる刺激、おしりを拭く時にこすりすぎる、下痢などがあげられます。
対処法は
1、おしりを拭かない
2、おしっこやうんちをおしりにつけない
です。極論ですね(笑)
そのために当院ではまず亜鉛華軟膏という白い塗り薬を処方しています。
①軟膏で皮膚が見えないくらい厚くたっぷり塗ります。たっぷり塗ることで、うんちが直接肌に触れるのを防ぎます。
②おしっこやうんちでおむつを替えるときは、軟膏についた汚れを取ります。軟膏が残ったままでも大丈夫です。その後、たっぷりと軟膏を重ねるように塗ります。
③1日1回お風呂や清拭の時に、軟膏を全て洗い流します。ベビーオイルを軟膏になじませると、軟膏が落としやすくなります。その後、よく泡立てた石けんでおしりを洗いしっかりとすすぎましょう。その後、おしりを乾燥させて、軟膏をたっぷりと塗ります。
最近では亜鉛華軟膏がシートになったボチシートを処方することもあります。
ボチシートをペタッとおしりに貼って汚れたら貼り替えます。
おしっこやうんちから皮膚をしっかり守ってくれますが、動きが活発な1才以上のお子さんはズレてしまったり貼る事が大変かもしれません。
それでもよくならない場合は、皮膚カンジダ症というカビの一種かもしれません。
赤い発疹の辺縁がモコモコとなっているのが、カビの特徴です。
また、赤い発疹の辺縁が白くカサカサとなっているのもカビの特徴です。
カビの場合は、亜鉛華軟膏やステロイドの入った軟膏ではかえって悪化してしまうため、抗真菌作用のある軟膏を使用します。
オムツかぶれでお困りの際は、クリニックにご相談ください😊