感染症の流行状況③
大谷選手が絶好調です。
皆さん絶好調でいきましょう。
理事長淺野です。
当院は埼玉県の感染症定点観測機関です。
そのため埼玉県の感染症の流行状況について新しい情報供与されます。
地域の皆様にも知っておいていただいた方がよいと考えてご報告いたします。
➀急性呼吸器感染症(一般的な風邪)
4月の入学・入園によって一時増えていましたが、ゴールデンウィークを経て減ってきた印象です。

②新型コロナウイルス感染症
現在はほとんど埼玉県では認められていません。
当院でも迅速検査をしても陰性であり流行はないという判断で良いかと思います。

③百日咳
一時期テレビで大騒ぎしていましたが少し落ち着いてきた印象です。
小さな赤ちゃんを守るために
・6歳の入学前三種混合ワクチンをうちましょう。
・11歳の二種混合ワクチンを三種混合ワクチンに変更しましょう。
・妊娠後期(妊娠28週から36週)に三種混合ワクチンをうちましょう。
(三種混合ワクチンは供給不足になっています。クリニックにご確認下さい)

④伝染性紅斑(りんご病)
年末から年始に流行した伝染性紅斑(りんご病)がまたはやり始めました。
りんご病が流行している保育園で、風邪の様な症状がでてきたお子様は妊婦さんに近づかないようにしましょう。
りんご病は発疹がでる1,2週間前に感冒様の症状を来します。
妊婦さんがりんご病にかかると胎児に重篤な影響がでる場合があります。

⑤水痘
水痘はなぜか急激に増えています。
当院でも拝見する機会が多くなりました。

⑥溶連菌感染症
継続的に多いのが溶連菌です。
咽頭痛があり、
舌がイチゴの様に赤く、
頸部のリンパ節が大きくなっていて、
体に紙やすり様の発疹が出ている、
場合は溶連菌感染症の可能性がでてきます。
病院受診をお願いします。

感染予防のために、予防接種と、原始的ですがうがいと手洗いを励行していきましょう。