睫毛内反症(逆さまつげ)

理事長淺野です。

最近、睫毛内反症(逆さまつげ)の患者様を何人か拝見しています。

乳幼児のお子様では生理的に逆さまつげであることは比較的多くあります。

日本眼科学会ホームページより

日本眼科学会ホームページを改変し下記の通り考え方をご説明します。

睫毛内反症とは、一般的に「逆さまつげ」と呼ばれるものです。まつげが何らかの原因で角膜(くろめ)に接触した状態をいいます。
まつげは本来、まぶたの縁から外側(眼球とは反対方向)へ自然にカールして眼球にあたらないようになっています。
乳幼児において、まぶたの向きが正常にも関わらず、下まぶたの皮膚や皮下脂肪が過剰なことが原因で、盛り上がった皮膚によってまつげが眼球の方向に押し込まれていることが多くあります。

4~5歳になって顔が引き締まってくると治ることが多いため、あまり程度がひどくなければ経過をみます。

角膜に常に傷がつき、ゴロゴロしたり涙が出たり、充血が続くことがあります。重症の場合は視力が低下することもあります。

症状がひどい場合は手術が必要となります。

ただそれほど多くありません。


逆さまつげを切ったり抜いたりすると、今度は先がとがったまつげが生えてきて角膜を傷つける場合があるので、自己処理は注意が必要になります。

睫毛内反症(逆さまつげ)は経過をみていただいてよいことが殆どです。

小児がんの患者様の終末期医療についての講習会に参加しましたが学ぶことが多くあります。