異物誤飲
2023年11月11日
2023年11月12日
おもちゃを食べたかもしれません?とご相談を受けるケースが最近多くなりました。理事長淺野です。
ボタン電池を食べるとこんな感じにレントゲンに写ります。緊急摘出の適応です。
私も100円を飲んだことがあります。4,5歳頃?だったと思います。母が慌てふためいて近所の病院に電話したのを覚えています。電話口の看護師さん?に今生きていますか?今生きていればそのうち出てきますと言われて母が安心した顔をしたのを覚えています。数日後?頃、汚れていた100円が金ぴかで出てきました!
異物は安全に食べられていれば安全にでてくることが殆どです。
おもちゃのプラスチックはレントゲンにうつりませんので、飲んだ場面を見ていなければ、レントゲンで飲んだか飲まないかを判断できないので結局よくわからないまま終わります。
CTで分かりますが、CTはある程度被爆しますので、CTまで撮ることはありません。
異物で問題になる場合は下記です。
・異物がとがっていて、5cm以上で食道もしくは胃にある場合。
・異物が高エネルギーの磁石もしくは複数個の磁石の場合
・ボタン電池が食道に有る場合(場合によっては胃にある場合)
・気道症状を呈している場合。
・食道の完全閉塞に近い症状がある場合(嚥下できない等)。
・熱、腹痛、嘔吐等の消化器症状を認める場合
お子様が異物を飲んだかもしれない場合は同じものをできれば持ってきてください。
同じものを本人といっしょにレントゲンをとると判断ができる場合があります。