感染症の流行状況

突然寒くなりました。皆様体調管理にご注意下さい。

宮城先生の人気に嫉妬している理事長淺野です。

ラグビー凄かったですね。

引き続き熱の患者様が多くなっています。

現在の流行状況をかいつまんでお知らせします。

以下埼玉県の「定点把握対象疾患の動向」からの抜粋です。

いずれも黒字が今年の流行を示しています。

(インフルエンザ)

黒字の通りテレビで言うほどの大流行ではありませんが地味に継続しています。

中学生・高校生に多い印象で家族内での流行がなければ幼少のお子様での感染は珍しいです。

(新型コロナウイルス感染症)

下記黒字の通り流行は一端落ち着いた印象です。

当院でも検査してもほぼ出ません。

コロナもやはり中学生・高校生等大きいお子さんに出るとすれば出ます。

これらの疾患に比して現在流行している疾患は下記です。

咽頭結膜熱(通称プール熱)・流行性角結膜炎(通称はやり目)

・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(通称溶連菌)・感染性胃腸炎(通称胃腸炎)

(咽頭結膜熱(通称プール熱))

プール熱はアデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す小児に多い病気です。時に嘔吐や下痢を伴います。プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。黒字の通りなぜか10月に流行しています。やっかいです。

(流行性角結膜炎(通称はやり目))

はやり目は同じくアデノウイルス感染症です。ただ咽頭結膜熱とはウイルスの型が異なります。眼の結膜の浮腫や充血、眼瞼浮腫が強く、流涙やめやにを伴います。結膜出血点の存在は特徴的です。耳の前のリンパ節の腫脹と圧痛をきたす場合が多くなります。異物感、眼痛を訴えることもあります。偽膜(白い膜)を伴うこともあります。通常、発病後2~3週間程度で治癒します。感染性が大変強く、家庭内感染や院内感染を起こすことが多くなります。接触感染ですので感染予防に手洗いをお願いします。黒字の様にどんどん増えています。

(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(通称溶連菌))

溶連菌については以前ブログに記載させていただいています。

当院では典型的な症状が現れる人も少なくそれほど多い印象ではないのですが・・・。

(感染性胃腸炎(胃腸炎))

胃腸炎は地味に流行しています。今までは下痢の人が多かったのですが嘔吐を併存する人が増えてきた印象です。

溶連菌感染症以外は治療法はなく症状に対しての投薬を行い経過をみることになります。

つらくて大変ですが・・・。

ラグビー残念でした。やり切った男たちの、決して下を向かない涙。凄いです・・・。

私も頑張ります・・・何を???