アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)③

大谷選手すごいですね。魂の71球。鬼気迫る熱さと冷静さを同時に持ち、それを自分でコントロールできています。恐るべき28歳です。50台の私も「川越魂?」で頑張ります。 院長淺野です。

基本的に私はスギ花粉が嫌いです。そのため何回もブログで書いています。

舌下免疫を自ら行っていて、できれば花粉症と「おさらば」したいと思っています。

今年は花粉症の薬が効きませんというお声を頂戴します。中々耳が痛いです。下図の通り今年はスギ花粉の飛散量が非常に多くなっています。

アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎対する抗アレルギー薬は下図のように「効き目」、副作用としての「眠気」を元にして考えられます。比較的効果の高いアレロックを使うと例年ですと症状は大分落ち着きましたとのコメントを頂戴するのですが今年は中々うまくいきません。

薬の通販オンラインより

比較的ひどい方(重症)への治療は下図の鼻アレルギー診療ガイドライン2020に基づいて行われます。

右端の重症患者さんには

  • 鼻噴霧用のステロイド
  • 抗ロイコトリエン薬(オノン等)
  • 第二世代抗ヒスタミン薬(アレロック等)
  • 点眼薬

を使います。

当院でも同ガイドラインに基づいて行っていますが中々今年は強敵です。

薬物療法だけでは限界の印象もちらつきます。

ガイドラインの一番下にあるように抗原除去・回避もかなり重要です。

・洗濯物は室内干

・布団も室内で乾燥

・換気は必要最小限

・花粉除去機能のある空気清浄機を

・外出から帰ったら洗顔を

ガイドライン下から二番目のアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を行っている方は私を含め症状は軽いです。

来年以降も多くの花粉飛散が予想されます。今年は間に合いませんが、来年以降の花粉対策に5月を過ぎたら舌下免疫療法を症状のひどい人は開始しても良いかもしれません。

侍Japan頑張れ!!!

心配していたチューリップが開花しました!!!