オスグット病
2022年12月25日
最近めっきり寒いですが新型コロナウイルス流行に対応する換気のためクリニックの窓を開けています。ご不便をおかけしますがご理解を頂戴できますと幸いです。院長淺野です。
お子様が膝を痛がるとご相談を受けます。
オスグット病が原因のことが多いです。
以下日本整形外科学会・日本臨床整形外科学会ホームページより抜粋
10~15歳の成長期の子供が跳躍やボールをけるスポーツをし過ぎると発生します。
膝蓋骨の少し下方の盛り上がったところ(脛骨結節)に痛みと腫れを生じます。
膝を伸ばす動作は、大腿の前面にある大腿四頭筋が収縮して、脛骨結節が引っ張られて起こります。しかし、この部分は成長期ではまだ軟骨の部分が多くて弱いため、繰り返し引っ張られることで骨や軟骨の一部が剥がれます。これがオスグッド病です。
診断は特徴的な上記症状と同部の圧痛や隆起である程度可能ですが、X線(レントゲン)検査を行うことで確定します。
成長期の一過性の病気で、成長が終了すると、多くは治癒します。この時期はスポーツを控えることが大切です。
上記の症状を強くさせないためには、大腿四頭筋のストレッチングやアイスマッサージなどを行い、痛みが強いときのみ、内服や湿布をします。
放置すると疼痛が成長終了後にも残ることがあります。
さらに進むと装具療法や、時には手術が必要となります。
最近連続してクリニックのブレーカーが落ちています。気温が低くなったことで暖房開始時の室温と目標温度との差が大きくなり消費電力が大きくなっていることが原因の様です。更にコロナウイルス流行につき、上記の通り冬ですがクリニックの窓を開けているため中々室温が上がらず電力消費量を増やしていることも一因の様です。参りました。