Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群
2022年10月18日
2022年10月19日
最近当院ではラジオ体操がブームです。朝礼前に体をバキバキいわせながら皆で体操しています。体調が良くなった気がします。皆さんも騙されたと思ってやってみてください。院長淺野です。
Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群は5歳くらいまでの幼児に多く(0から3歳の低年齢に多い)、ブツブツとした米粒大の赤い発疹が、手足の末端や関節の外側、臀部、頬などに左右対称に表れるのが特徴です。かゆみはほとんどありません。時折発熱や下痢を伴う場合があります。
原因ウイルスについては、Epstein-Barr(エプスタイン・バール)ウイルス(EBV)、サイトメガロウイルス(CMV)など多彩です。Epstein-Barr(エプスタイン・バール)ウイルス(EBV)はヘルペスウイルスの仲間で、成人の約95%が気付かないうちに感染するごくありふれたウイルスです。他には、コクサッキーウイルスなどが報告されています。Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群は、これらの原因ウイルスに初めて感染した際、一部の人に表れます。
ひっかいたりテープを貼った後に同様の皮疹を生じるケブネル現象を認めることがあります。
約3週間(最大60日)ほどで自然治癒するので、発疹以外の症状がなければ治療の必要はありません。
皮疹が出た時には元のウイルス感染の感染は収まっていることが多く、うつる可能性は低いと考えられます。
皮疹でお困りの際はいつでもご相談下さい。