新型コロナウイルス感染症(致死率)
2022年3月18日
東北の皆様の再度の混乱ができるだけ早期に収束することを願っております。院長淺野です。
厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザーリーボードが季節性インフルエンザと比較する形でオミクロン株の脅威を分析しました。同一条件での正確な評価は困難としたものの、致死率(死にいたる割合)や肺炎の発症率を調べています。いずれもオミクロン株の方が季節性インフルエンザよりも数値が高いとする見解を示しています。
オミクロン株の致死率は、今年1月以降の死亡者数と陽性者数の累積を調べ、約0.13%と算出されました。インフルエンザの致死率は、2020年8月までの3年間に医療機関を受診した人を分母とし、受診後28日以内に死亡した数を調べた事例で0.09%と推計しています。
オミクロン株が流行する前の2020年1月から2021年10月までの新型コロナウイルス感染症の死亡率は4.25%でした。
オミクロン株 | 季節性インフルエンザ | オミクロン株以前 | |
致死率 | 0.13% | 0.09% | 4.25% |
オミクロン株 感染者10000人のうち13人死亡
季節性インフルエンザ 感染者10000人のうち9人死亡
オミクロン株以前 感染者10000人のうち425人死亡
オミクロン株以前と比較すると大分致死率は下がりインフルエンザに近づいてきています。下記の通り季節性インフルエンザは感染症法上大きな制限のない5類に分類されています。
予防接種の普及と新型コロナウイルス株の弱毒化にて感染症法上の5類に分類される日が待ち望まれます。