EBウイルス感染症
酷暑が続きます。熱中症に気を付けましょう。
理事長淺野です。
最近EBウイルス感染症に罹患している可能性のある患者さんがいました。
EBウイルスって聞き慣れませんよね。
実はほとんどの人が一度は感染するウイルスで案外身近なものです。
以下に「国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト」
の内容をまとめてご報告いたします。
(概略)
EBウイルス(EBV)に初めて感染すると、伝染性単核症(IM)と言われる病気を発症します。
伝染性単核症(IM)は思春期から若年青年層に好発します。
主な感染経路はEBVを含む唾液を介した感染で、
乳幼児期に初感染をうけた場合は不顕性感染(症状が全くでない)であることが
多くなりますが、思春期以降に感染した場合にIMを発症することが多く、
kissing disease(思春期以降にキスにてうつることが多いため)とも呼ばれています。
ただ、日本においては、好発年齢である思春期以降は勿論のこと、
乳幼児期のEBVの初感染においても注意深く観察すれば、IMの症状を認める場合があることが言われています。
つまり諸外国とは異なり、日本では乳幼児期でもIMを発症する可能性があるのです。
EBVの既感染者の約15~20%は唾液中にウイルスを排泄しており、感染源となりえます。
(日本の場合は親御さん)
(症状)
4~6週間の長い潜伏期を経て
発熱、咽頭扁桃炎、リンパ節腫脹、発疹、肝脾腫(肝臓と脾臓が大きくなる)
血液検査で、末梢リンパ球増加、異型リンパ球増加、肝機能異常、
などを示します。

発熱は高頻度に認められ、
多くの場合38℃以上の高熱で1~2週間持続する場合が多くなります。
扁桃には偽膜形成(白い膜ができる)を認め、
口蓋は発赤が著明で出血斑を認めることもあり、咽頭痛を伴います。
リンパ節の腫脹は1~2週頃をピークとして全身に認められ、後頚部が主です。
発疹は主に体幹、上肢に出現し、斑状、丘疹状の麻疹様あるいは風疹様紅斑であり、
その形態は多彩です。
アンピシリン(ABPC)と言われる抗菌薬をEBウイルス感染症に使用すると、
同様に鮮明な浸出性紅斑様皮疹や丘疹などを生じます。
もともとの病気による発疹なのか、
EBウイルス感染症にアンピシリンを使用したことが原因なのか区別が難しくなります。

(治療)
ウイルスをやっつける薬はないため、解熱剤等の症状に対する加療になります。
追伸:大谷選手4試合連続ホームラン凄いですね。私も頑張ります(何を?)。