スプーンネイル
段々熱くなってきました。皆様熱中症に気を付けましょう。
理事長淺野です。
乳幼児のお子様の詰めがそりかえっているのですがとのご質問を受ける機会が多くあります。
赤ちゃんの爪はとても薄くて柔らかい状態のため変形しやすいという特徴があります。
特に新生児期は、爪が反り返った状態の子が多いようです。
爪が反り返った状態をスプーンネイルと言います。
爪は通常、中央が少し膨らんだ形をしています。
スプーンネイルは逆に中央がへこんだ状態になっています。
その形がスプーンに似ているため、こう呼ばれています。
スプーンネイルの原因は以下3つが想定されています。
➀指のお腹側に力が加わること。
指の先端の指腹に、爪が支えられる以上の力が毎日加わることにあります。
乳幼児の場合、ハイハイをしたり、つかまり立ちをしたりすると、
指を使うので圧力がかかります。
日常的にこうした行動をするようになると圧力がかかり続けるので、
爪が柔らかいことと相まって、反ったり割れたりしやすくなります。
通常であれば成長とともに、爪がしっかりしてくる4歳ごろには自然と解消します。
また、幼児では裸足で遊ぶために、足の親指(第1趾)の爪がスプーン状になることがあります。
履物を履いて遊ぶようになると、自然に正常な爪に戻ります。
②乾燥していること。
小さなお子さんの爪の反り返りは、
実は爪のうるおい不足が原因のことがあるようです。
赤ちゃんの爪は薄くて水分も少ないため、より乾燥しやすい状態です。
肌と同じように爪もしっかり保湿ケアをして、反り返りなどの変形を予防しましょう。
③鉄欠乏性貧血
また、鉄分の不足する鉄欠乏性貧血の場合には爪が正常の場合に比べて弱いために、
スプーンネイルになりやすい傾向があります。
ただ、乳幼児において貧血によるスプーンネイルは稀なケースで、爪の状態から「貧血になってしまったかも」と、心配する必要はありません。
(まとめ)
基本的に自然に治るものなので過度に心配する必要はなさそうです。
(追伸)
かわごえファミリーファームに色々植えてみました。