鉄欠乏性貧血

 

本日は良い天気でした。

運動会の報告をうれしそうにしてくれるお子様たくさんいました。

頑張りました!

 

貧血の患者様が少し増えた印象です。

殆どの患者様は鉄欠乏性貧血といわれる体内の鉄が不足する貧血です。

鉄が不足する原因は下記です。

 

 

(鉄が不足する原因)

➀鉄の需要が増加

成長やトレーニングによって筋肉量が増加

運動量が増加

②鉄の摂取不足、吸収低下

食事で十分な鉄分が摂取できていない

腸での鉄吸収低下(ピロリ菌感染やヘプシジンの影響、など)

③鉄が失われる

月経(女性)

汗

消化管からの出血や血尿など

④溶血

足底部(足の裏)への繰り返す衝撃による赤血球が破壊される
⇒特に中長距離の陸上選手やサッカー・バレーボール・バスケットボール・剣道などの選手に多い

筋肉の強い収縮による血管内溶血

⑤その他

エネルギー不足(中長距離ランナー、柔道やレスリングなど体重別競技で厳しい減量を行う選手など)

希釈性貧血

慢性疲労・ストレスによる骨髄機能低下

慢性炎症

 

小児期で多い原因は、①になります。

成人女性で多い原因は、③になります。

月経が原因のことがほとんどですが、消化管からの出血(腫瘍による)も念頭におかなければなりません。

②の鉄の吸収の低下の原因のひとつとしてピロリ菌が有名ですが、コーヒーが原因になる場合も稀ですがあります。

コーヒーを飲むと体内の鉄が不足する原因は、

カフェインによってビタミンCが減少し、結果的に鉄の吸収を阻害する。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸(タンニン様の作用を持つ)が鉄の吸収を阻害する。

ことが挙げられています。

ただ、男性、閉経前の女性への影響は少なく、

閉経後女性でコーヒーを1日3杯以上飲む場合のみ注意が必要とされています。

 

鉄欠乏性貧血に対する治療は、鉄剤の内服です。

一般的には内服を開始して2~4ヶ月の治療でヘモグロビンが正常値になります。

2か月程度で再度血液検査をすることが多くなります。 

 

お困りの際はクリニックにご相談下さい