身長を伸ばそう?
大谷選手に大きな被害が出ないよう祈るばかりです。理事長淺野です。
どうやったら身長伸びますか?
どの季節に身長が伸びますか?
とのご質問をうける機会があります。
(いつ身長が伸びる?)
人生の中で、身長がぐんと伸びる時期が2回あります。
一番伸びるのは第一次成長期。
約50㎝の身長で生まれた新生児は、生後1年で急激に成長し、1年後には70~80㎝にまで成長します。そして4歳になる頃には、新生児期の約2倍近くになるほど身長は伸びます。
次に大きな成長を見せるのが第二次成長期です。
個人差はありますが、男子は約13.05歳、女子は約11.06歳頃にあたります。
この第二次成長期には、1年間に男子は約10〜12㎝、女子は約8㎝も身長が伸びます。この急激な伸びをみせるこの時期を“成長スパート”といいます。成長スパートの時期を過ぎると、身長の伸び率は徐々に減少し、一般的に男女共18歳頃には身長の伸びが止まります。
父と母の身長から子供の身長を予測する式があります。
・男の子の最終身長目安=(父親の身長+母親の身長+13)÷2
・女の子の最終身長目安=(父親の身長+母親の身長-13)÷2
ただこれはあくまでも予測です。
(どの季節に身長が伸びる?)
国立成育医療センターのホームページ論文が紹介されています。
それによると、身長は春から夏にかけて「伸び」が大きく、秋から冬にかけて小さくなるとのことです。
身長の「伸び」の指標は7月に最大値をとった後、9月には既に低下する傾向があり、
気候の変動パターンの中では日射量(太陽からの放射エネルギー)に近いパターンでした。
つまりは日射量と身長の伸びと関係がありそうです。そのため日射量の多い夏に身長が伸びます。
(身長を伸ばすには?)
魔法はなさそうです。
日光を意識した運動・食事・睡眠・ストレスができるだけない環境が重要かもしれません。
➀ 楽しく遊びながら骨や筋肉を刺激する(運動する)。
身長を伸ばすには、骨や筋肉、結合組織といった、成長に関わる器官に適度な刺激を与えることが大切です。1日トータル60分を目安とした運動習慣が重要とされます。
運動といっても、きちんとしたスポーツでなくても構いません。公園で遊んだり、休み時間に学校でかけっこをしたりなどでも十分です。その際、日光を意識してください。
② 規則正しい睡眠習慣を心掛ける
身長の伸びに大きく関わる「成長ホルモン」が最も多く分泌されるのは、睡眠中です。それも質の高い睡眠を取るほど活発に分泌されるため、ただ多く寝るのではなく、質まで意識した睡眠習慣をつけられると良いかもしれません。
③ 食事はバランスよく、かつ成長に関わる成分を意識して
身長を伸ばすために必要な成分といわれるカルシウムは、もちろんおすすめの成分です。成長期の骨を作るのには、欠かせません。
カルシウム単体では吸収率が落ちてしまいます。吸収率を上げられるたんぱく質やマグネシウム、ビタミンも一緒に摂取しましょう。このほかでは、卵がおすすめです。卵は完全栄養食とも呼ばれるように、カルシウムやた
んぱく質、鉄分、ビタミンなどの成分がとてもバランスよく含まれています。
④ 大きなストレスは成長ホルモンの分泌を抑制する可能性があります。
のびのびできる環境を整えましょう。
息子は183㎝、娘は166㎝。確かによく食べて、よく遊んで、よく寝ていました。
チューリップが咲きそうです。
乞うご期待。