亀頭包皮炎

院長淺野です。

幼児期からの男の子にみられる病気です。当クリニックにもち●ち●が腫れたとの主訴で多く来院されます。亀頭と包皮の炎症です。ばい菌の感染では必ずしもありません。亀頭・包皮の発赤・浮腫・腫脹を特徴とします。不潔や接触が原因ですが、溶連菌感染症が関係する場合があります。治療は入浴時の亀頭と包皮のお湯による洗浄です。痛がって泣きますが躊躇わず、ただ優しく洗ってください。無理に包皮を反転する必要はありません。可能な範囲でお願いします。石鹸を使う必要はありません。特にアトピー性皮膚炎が合併している場合は包皮の症状が石鹸の刺激で増悪する場合があります。入浴後、後からばい菌が感染しないようにすることも念頭に抗菌薬軟膏を亀頭と包皮に塗布してください。抗菌薬の内服は必要ありません。3から5日で治癒します。

予防には清潔を心掛けること。包皮を無理に反転しないようにすることが肝要です。