チックの治療

寒いんだか、暑いんだかわかりませんね。

皆様体調にお気を付けください。

理事長淺野です。

 

チックの患者様の相談が増えました。

西日本新聞より

一度チックについては報告させていただきました。

 

報告させていただいた通り一般にチックについては自然治癒を期待して、

経過を拝見することが多くなります。

ただ、学校生活等に支障をきたしてこまっているお子様もいます。

その際の治療はどうするか、

以下に日本小児心身医学会ホームページのチック症からの抜粋を用いてお知らせします。

 

(薬以外の治療法) 

チックに特異的な心理療法として、

ハビットリバーサル、チックのための包括的行動的介入(CBIT)、

曝露反応妨害法がエビデンスのある心理療法として報告されています。

特にCBITはエビデンスが最も多く、副作用も認めないため、

各国のガイドラインで第一選択として示されており、

2024年に刊行された本邦のガイドラインでも推奨されています。

 

(薬による治療法)

薬物療法に関しては、本邦ではチック症に対して適応がある薬剤は残念ながらありません。

そのため薬物療法がおこなわれる場合は、

適応外使用であることと、メリット・デメリットが十分説明されて使用されます。

一方、国外ではアリピプラゾールなどの薬剤が認可されています。

日本のチック症に対する薬物療法治療のエキスパートコンセンサスでは、

第一選択としてアリピプラゾール、第二選択としてリスペリドンが示されています。

また注意欠如多動症(Attention-defect/hyperactivity disorder : ADHD)の治療薬である

グアンファシンはチック症に対しても効果があることが示されており、

ADHDを併存するチック症の方の薬物療法として選択されることがあります。

 

中々難しい側面もあり当院では漢方の抑肝散等を処方し、

効果が乏しく日常生活にお困りの場合は、

専門施設にご紹介させていただいております。

 

お困りの際はクリニックにご相談下さい。