インフルエンザ予防接種⑤ 1歳未満の子供へのインフルエンザワクチンは?

当院でもインフルエンザワクチンのご予約をオンラインで承っています。

https://kawagoe-family.mdja.jp

10月1日から1月31日まで接種予定です。

それに伴いインフルエンザワクチンについてご質問をいただく機会が増えました。

    

「1歳未満の子供にインフルエンザワクチン打つのはどうですか?」

 

最近、多くいただく質問です。

小児科医の中でも意見が分かれます。

 

一般的に分かっていることは、

1歳未満のお子様について、

コロナウイルスが流行する直前の7シーズンをまとめて解析したところ、

A型については36%で意味があったとの報告が出ています。

インフルエンザワクチンを接種しないで発症した人のうち、

36%の人はワクチンを接種していれば罹患しないで済んだとの意味になります。

36%も、ととらえるか36%しか、ととらえるかによって意見が分かれるところです。

 

インフルエンザワクチンの有効性は様々な条件により、

年による変動がみられ限界もあります。

 

ただ、乳幼児はインフルエンザに罹患すると重症化しやすいですが、

ワクチンには重症化や死亡の予防にある程度の効果があるとされています。

(米国では小児のインフルエンザによる死亡に対するワクチン効果は65%という報告もあります。)

また、より多くの方が接種することにより、接種できない方も守る「集団免疫効果」もあり、

可能な児に対しては接種によって予防することが重要かもしれません。

 

お困りでしたらいつでもクリニックにご相談下さい。

 

以下もご参照下さい。

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