うがい

暑くなったり、寒くなったり、厄介です。

大谷選手の無実が証明されたようです。良かったです。

理事長淺野です。

何らかの感染予防をする際に「うがい・手洗い」をセットして教えられてきました。

知らなかったのですが、うがいは鵜飼を語源にしているとのことです。

https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/12511

暴露したウイルスはわずかな時間で体内に入ってしまいますのでうがいは意味がないと言われるのが一般的かと思います。

新型コロナウイルスに関しての厚生労働省のホームページをみても、

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3-1

「3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。

とあるだけでうがいに関しての記載はありません。

うがいは効果はないのでしょうか。

京都大学の先生方が発表された論文によると

Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial.

Satomura K,et.al. Am J Prev Med. 2005;29(4):302. 

「一般的なかぜ(新型コロナウイルスではない)」に対しては、うがいしない人、水で3回/日うがいする人、ヨード液で3回/日うがいする人

を比較したら水で3回/日うがいする人は、うがいしない人と比べて40%一般的なかぜ(新型コロナウイルスではない)を抑制できたとのことです。

決して悪い習慣ではないようです。

ただ、新型コロナウイルスに効果があるかは分かりません。

しかしこれにはきれいな水が供給されることが絶対条件です。

ユニセフによると、

https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03_water.html

安全に管理された飲み水を得られるのは世界の70%しかないそうです。

そのため世界で一般化されにくいのかもしれません。

まとめると、

「安定してきれいな水が供給される日本では、

効果ははっきりしないが大きな害のないうがいは試みていいかもしれない」

となるでしょうか。

芝桜が今年もきれいに咲きました。

チューリップにギザギザのもあるんですね。